先日、イタリア人インテリアスタイリストのPaola Citterio氏のセミナーに行ってきました。
テーマは・・・
『コーディネート術のコツ・テクニックについて』
まぁ要するに、インテリアコーディネーターの仕事そのものの内容です。
まずはスタイリストとして心構えについて。
クライアントのライフスタイルを理解することが最も重要。
そこから最適なシェイプや材質を絞っていき、スタイルを確立します。
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スタイルは大まかなに3種類
① グラマーシック
昔の記憶を今に残している新しいモノ。
ウェンゲ材等のダーク調素材を多用。クラシック+モダンミックス。
② デコスタイル
曲線を多用する有機的なフォルムが特徴。ナチュラル素材。
③ ミニマルスタイル
現在主流となっている直線を強調する一切の無駄を省いたスタイル。DONO商品が該当。アクセサリー類で差別化を図る。花や布使いやラッカーの仕上げで差をつける。
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次にイタリアで手掛けた2物件に関するレクチャーです。
一つ目は元々工場だったところをコンバージョンした物件について。
近年、日本でも工場や倉庫を住宅にコンバージョンしていますね。
天井の高い部屋好きなので実は倉庫は憧れだったりします。
大胆なインテリアコーディネートが楽しめるし☆
ですが、周囲のICさんは
「現実的じゃない~」って感じで不評でした・・・。
ホワイトを基調としたミニマルスタイルで品良くまとまっています。素敵☆
二つ目は歴史のある住宅建物のリフォーム。
古き良き面影を残しつつ、モダンスタイルをミックス。
大邸宅過ぎてこれも日本の住宅には応用できない感じかな。
私は小物使いに注目。これなら実行できますもんね♪
やはり、壁に飾る絵や時計、鏡など重要なポイント。
テーブルにはカラーなどの直線的で大ぶりなフラワーが大胆にアレンジされています。
イタリアモダンのガラステーブルには「カラー」やー「アンスリウム」が王道ですね。「ストレチア」も個人的にはオススメです。
今回も布使いを勉強。
イタリア人ってファッションにおいてもスカーフ1枚で何ともない洋服を活き活きとさせるアレンジ上手。
そのセンスはインテリアでも如何なく発揮されています。
どうってことのないソファもファブリックひとつで上級インテリアに変身。
季節ごとの模様替えも気軽に出来ちゃいます。