住宅の「使い捨て」の時代は終わりつつあります。
地震に無縁なヨーロッパは、数百年前に建てられた建物がたくさんありますね。外観はトラディショナル、内装はモダンという風に、インテリアを大胆に変えることで時代に合った住みよい空間を追求しています。
そこで、注目したいのが「リノベーションマンション」。
いわゆる中古マンションを180度発想の転換をしてインテリアを根こそぎ変えちゃうことです。
築30以上というと「エー!古い、汚い!!」と思われる方は多いかと思いますが、古いものには新しいものにはない「趣」があります。
以前から気になっていた築30年以上のマンションが、売り出されていて早速見学へ。
南仏のホテルのような外観で大きなプールを囲む、廊下幅は通常の2倍はあり、ブルーカーペットが直線的に敷かれています。デコラティブな手すりのある3m幅の階段には要所、要所に絵画が・・・。
一瞬ここは外国?と錯覚させる空気感に満ちています。
建築当時、贅の限りを尽くして建てられたこのマンションはかなり頑丈なため価値は十分あります。何よりこの成熟した雰囲気は1日にしてならずです。
中に入ると「やられた!」といった感じの見事なリメイクぶりでした。
木を基調としたナチュラルなやさしい空間に仕上がっています。2WAYウォークインクローゼット、最も効率のよいL型キッチンなどかなりツボを押さえたインテリアの数々です。
今後増えてくると思われるリノベーションマンション。
一度見学へ行かれてみてはどうでしょうか?
きっと住宅に対する考え方が変わりますよ。