沖縄・古宇利島のお家はある意味「挑戦」です。
沖縄特有の亜熱帯と台風の気候風土に根ざした伝統的な工法を用いず、
コンクリート打ちっぱなしの陸屋根のある建物です。
現地の設計士さんと職人さんとの激論の末、賛否両論の中完成。
2階部分は将来的に増築できるよう、フレキシブルに設計されています。
1階は西側のベッドルームと、、大きなLDKからなります。
インテリアに課された課題
① 完全バリアフリーをあえて避け、「自立を応援する」やさしい設計
② ワンルーム空間を利用状況や宿泊人数に応じ、可動式間仕切りで対応
LDKは、吹き抜け空間の絶景のオーシャンビューを臨む特注の大きなサッシュと、特注の障子(スプルース材)で強烈な日差しを調節します。無機質のコンクリートの冷たい印象を和らげ、好相性。テーブルは高さ調節可能でローテーブルにもダイニングテーブルにもなります。
可動式の畳のアイランドは昼間は和室、ゴロンと寝転べます。
夜はツインベッド。下部は収納になっています。収納兼間仕切り家具はこれまた可動式なので、プライバシーを保つ重要な役目を果たします。
ひとつの空間を多目的に使う。そして、別注家具は全て多機能になっています。使う人のアイデアが問われ、個性が出るインテリアです。