ある方のお話にありました。
人は生まれた瞬間から「よいモノ」が分かるそうです。
大人のように「モノ」にまつわるうんちくをとらわれず、小さな子供はもっと本能的なところでよいものは良いと体で感じるそうです。(写真はイタリア・アルティスタ・ヴィシタトーレ社の製品)
小さな子が「この、スプーンが好き」と言います。「どうして?」って聞くと、口当たりが良くて気持ちいいのだと「おいしい!」と食事します。それは、100円ショップのスプーンにはないチカラかもしれません。
DONOで扱う商品のデザイナー達も言っていますが、「良いモノ」には、記憶を鮮明にするチカラがあるそうです。
欧米では、豊かな人生が送れるようにと赤ちゃんに「銀のスプーン」を贈る風習があります。意味合いは違うのでしょうが、「スプーン」に込めた思いは食べるための「道具」を越えたものがあるのでしょう。クリスマス時期にN.Y.のティファニー本店で日本人で賑わう宝石コーナーとは対照的に、欧米人で賑わっていたのは、「ベビースプーン」のある銀食器コーナーだったのを思い出します。
私自身、「本物」が何か・・・とはよく分かりませんが、理屈抜きで「よいもの」は良いと感じる心を大切にしていきたいなぁ~と思う今日この頃です。