お客さまからよく頂くご相談に関して書いてみたいと思います。
イタリアのインテリア/家具メーカーに関する相談で一番よくある2つの問題について。
1、版権(パテント)切れにともなう、復刻版のデザイナー家具
家具デザインの版権は50年。
版権切れした有名デザイナーの家具が特に2000年代以降に氾濫するようになりました。
戦後のミッドセンチュリーと言われる時代に、優れた名作家具が多数誕生して半世紀を迎えたのが
理由です。デザイナーの哲学を大切にし、オリジナルを製作してきたメーカーなり、工房とは
やはり違う作りです。
実物で見ると同じ空間に入った瞬間に分かります。
レプリカにもなっていない、コピー品などひどいものだと画像だけでも分かります。
安くなったのではなく、安く仕上げて、安く売っているのです。
当店には、レプリカやコピー品の家具を扱う業者さんがご相談に来られます。
アジアで大量生産されたものを仕入れているそうですが、破損等のトラブルが多く、対応に追われ
結局はコストがかかるとのこと。そこで、やはりオリジナルを扱いたいというご相談です。
世の中、面白いものでまわりまわって、もとに戻るものだなぁと思います。
なので私はこの状況を静観することにしています。
56.4:740:220:0:0:0905:none:0:1:1点1点丁寧に製品が作られています:
当店で扱うインテリアはすべて、オリジナルのメーカー、工房の製品です。
デザイナーの意志を汲み、材質を厳選し、1点1点確かな技術で製作します。
その時代、時代の職人によって、名作と言われる家具は半世紀、100年以上受け継がれています。
次回は「2、代変わりにともない、消えいていく商品」について、書きたいと思います。
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