長浜を代表する近代和風建築の『安藤家』を訪れました。
1905年に建てられたこの建物は虫籠窓、紅殻格子が目をひきます。
また、北大路魯山人によって華やかに彩られていることでも有名です。
襖絵から天井画までヨコ見てウエ見ても魯山人の世界です。
安藤家がかつて経営していたお店の『篆刻看板』はとくにスゴイ!
なんと、お座敷内に展示されているのです。
こんなに真近で大きくて立派な看板を見ることってないですもんね。
床の間にはお華やお軸の他に篆刻看板も随所に展示されています。
長浜が生んだちりめんの最高級品と言われる浜ちりめんの展示もありました。はじめての着物が「浜ちりめん」の振袖。
今でも浜ちりめんを初めて見た瞬間の衝撃を覚えています。一目ぼれでした。
「古翠園」と呼ばれるお庭では紅葉が美しい時期です。
お二階に上がるとお庭を上から眺めることができます。
お二階から見ても美しく鑑賞できるように考慮されているのですね。
趣向を凝らした窓から見る外の景色は格別です。
いつも奈良や滋賀ついてブログで触れることが多いですが、京都は有名どころが多いのであえて外すようにしています。京都から一足先に足を伸ばしてみると本当の「日本の美」に会えるような気がします。
魯山人と近代和風建築『安藤家』
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