美しいガラスに出会うべくして滋賀県長浜にある『黒壁スクエア』を訪れました。
ガラス工房や世界各国から集められたガラスが至るところで街全体を演出しています。
黒壁」とは黒い漆喰の壁を持つ「黒壁銀行」に由来するそう。
なかでも印象的だったのが、「長浜美術館」。現存する江戸時代末期に建てられた商家まるごと美術館として利用されています。
ガレ、ラリック、ロブマイヤー等の名だたる世界のガラス作家の作品が展示されています。
「和」と「洋」が出会うとこんなに気品のあり、それでいて日本人がホッとすような佇まいです。本座敷の床の間の美しさやお華に目を奪われながらガラスの「洋の美」を堪能
中庭から注ぐ柔らかな陽の光に誘われ目を向けると水琴があります。
手水で清めた水を穴に流し込み、竹製の水琴窟に耳を当てると美しい音色が聞こえてきます。
静寂に包まれた庭だから楽しめる清らかな音です。
照明器具も凝ったガラス製のもの。
お二階からの見晴らしは町並みを描いた額縁のようです。
ガラスに興味のない方でも一見の価値のある場所ではないでしょうか。
ガラスの『黒壁美術館』
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