今日はフラワーアレンジメントの基本についてまとめたいと思います。
フラワーアレンジはイギリススタイルを基本とします。
家庭の主婦が自邸に咲く季節のお花や野草を摘んだものを格好よく活けたのがはじまりと言われています。見落としてしまうほどに可憐に咲く草花などに「美」を感じるそのスタイルは毎日の生活を彩る家庭に飾る花として発達。
一方、ドイツ、イタリア、フランスなど荘厳なでダイナミックなヨーロピアンフラワーアレンジメントは「フラワービジネス」として発達。
男性デザイナーを中心としたアートの世界です。アート性が強く主張の強い花を使用します。ホテルやビルのエントランスによく見かける大作が主。
私を含め、やっぱり自宅で楽しむフラワーアレンジはやはりイギリス流なのでしょう。さてその基本となるイギリス式フラワーアレンジはそこで、いくつか
のポイントをおさえなけらばいけません。
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☆ 用語
建築やインテリアのパースでお馴染み。絵画の世界とも共通。
① メカニカルポイント
すべての花材が通るポイント(焦点)のこと。目に見えない
② フォーカルポイント
フラワーアレンジの中心となるポイント。目に見える
☆ 花の形態と使用区分
① ラインフラワー デザインの骨組みとなる高さがあり花
デルフィニウム・グラジオラス・ストック
② マスフラワー 大きく丸く固まりを成す花。
バラ・カーネーション・アジサイ・キク・ガーベラ
③ フォルムフラワー 個性的な花。フォーカルフラワーとなる最も目立つ存在。
アンスリウム・ユリ・カラー・カトレア・シンピジウム
④ フィラフラワー 花と花の間を埋める花。
カスミ草・アカシア・スターチス・小菊
⑤ グリーン
「フォルムフラワー」に私の好きな花が集中・・・。
そういった個性的な花は住宅向きではなく店舗などのビジネスフラワーの範疇なのだそう。
イタリアモダン家具とはこのフォルムフラワーは相性がよく華道の世界とのコラボも増えています。
将来はイタリアモダン家具に合う、個性的な花々をふんだんに取り入れたアレンジを目指したいものです。