癒しを追求するスパのインテリアについて。
日本人がこよなく愛する【温泉】
デザインのこだわりが最も表れる場所なのではないでしょうか。
今回初めて知ったのですが、いつも利用するエステは、ヘアアクセサリーのコンプレックスビズ(complex BIZ)が運営していたのです。
シーズン毎にヘアアクセサリーの新作が発表され、限定生産なのでいつも新しいデザインが楽しめるので愛用しています。
メニューはまたもや【アロマリンパボディトリートメント】
器械を一切使わないオールハンドなので心身ともにリラックス♪
インテリアに話を戻しましょう…。
スパのエントランスから洗練された『和モダンな空間』が漂い、ドレッサーのボウルはすべてガラス製でダーク系の木質系建具で統一。
重厚感と落ち着きのある印象の中にモダンアートや小物で軽快さをプラス。
小物はシルバーカラー、ガラスが目立っていました。
特筆すべき点は、イタリアの巨匠ジオ・ポンティの「スーパー・レッジェーラ(超軽いという意味)」のオマージュとして発表された、フランスのデザイナー【フィリップ・スタルクのイタリアドリアデ社「オブジェ・ペルドゥ」】を数ヶ所で見かけました。
ステンレスのシルバーが空間にマッチ。
朝、入浴すると適度な自然光が心地よい。
夜間は間接照明で雰囲気たっぷりですが、黒の同系色の石造りの床・浴槽なので年配の方が段差を正確に認識できるかは疑問。
気になったのは、ピクトグラム(トイレマーク等)がグラフィカル過ぎて、道に迷うお年寄りがこっちでウロウロ、あっちでオロオロ。
デザイン性はどれも優れていたけど、ユニバーサルデザインの観点からは『お年寄りに優しくない』と結論。
京都という土地柄か7割方はご年配の宿泊客だったので、これは問題でしょう。
「デザインと使い勝手の良さの両立は難しいですね…。」
私自身、インテリアのお仕事をしていく中でいつもそれを痛感します。
使い勝手がよくないと『癒し』などまず生まれませんもの☆