根津美術館　南宋の青磁

表参道にある根津美術館で開催されている「南宋の青磁」展に行ってきました。
「宙（そら）をうつすうつわ」
と賛辞されたという７００年前に中国で焼かれた青磁。
以前、ブログでもご紹介しましたが、大阪市立東洋陶磁美術館で「北宋汝窯青磁 – 考古発掘成果展」が今年初めに開催されていました。
今回の東京は「北宋」ではなく、「南宋」とのこと。
私にはその違いがよく分かりません＾＾；　が、当時の人も現代の人を魅了する「空の色」は同じでした。
大阪は破片が多く展示数が少なかったですがこちらは完全な形を成しているものが多く、展示数もはるかに多い。
民間の方が充実した展示内容なのですね・・・。
窯跡の地図を見ると思ったより中国の広範囲にわたって製作されていたようでした。
この中国青磁に興味を持ったきっかけは小説「火のみち」を読み、存在を知りました。
文面から伝わる「宙のうつわ」の奇跡と言える美しさをこの目でどうしても見たかったのです。

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