213.7:740:457:0:0:1216a:none:0:1:植物タンニンなめし革協会セミナー:
先日、毎年出席しているイタリア大使館貿易促進部主催のセミナーに行ってきました。
「トスカーナ産植物タンニンなめし革」協会の活動について
当店で一番人気のある革小物メーカーであるARTE&CUOIO社はこのトスカーナ産
植物タンニンなめし革のみを使用しています。
10月にARTE&CUOIO社の製品を値上げさせて頂きました。2007年からの取り扱い、
8年目にして初めてのことです。
元々の希少性の高いトスカーナ産植物タンニンなめし革が世界から注目されたことで近年、価格が
高騰しています。ここ2,3年は当店での値上げを何とか回避してきましたが、限界となり値上げに
踏み切りました。原材料により、当店仕入れ価格が5割程上がってしまったのが理由です。
ご理解くださいませ。
話を戻し・・・
トスカーナ産植物タンニンなめし革との出会いがなければ今のDONが存在しないと言っても過言
ではありません。
初めてイタリアでこの革を見た時「生きてる!」と感じました。
日本で見慣れた、石油で均一になめされた革ではなく、牛の肌のシミ・シワ・血筋など生き物であれば
当然ある「個性」を残した正真正銘のレアル・レザーでした。
50.7:555:740:0:0:1216b:none:0:1:植物タンニンなめし革協会エキシビジョン:
500年間、ほぼ製造方法が変わらない、植物のタンニンエキスで原皮をなめしたトスカーナ産
植物タンニンなめし革は、生きているので使ううちに経年変化する。
私は3、4年使用しているマウスパッドやデスクマットは手脂などで何とも言えない美しいテリ感が
出始めていて、肌に吸いつくような滑らかさも加わっています。あと数十年エイジングを楽しんでいけます。
原皮(牛の皮)を石油でなめすと、均一でプラスチックのような美しい革表面になります。
そして新品の時が一番美しく、ピカピカとした輝きを放ちます。
この光沢感は見慣れた一般的な革だと思います。やがてくすんでいきます。
トスカーナ産植物タンニンなめし革の新品時は光沢感はなくマットな感じです。
堅く重いのも特徴。洋服には不向きです。
ただ育てるという喜びがあります。だんだんヌメっとした光沢感が出てきたり、変色します。
ヌメであれば、アメ色になってきたり・・・。
使う人の色に染めることができます。
革好きにはたまらない醍醐味ですね。
余談ですが毎年、お土産が増えていくような・・・。
トスカーナ産植物タンニンなめし革協会は小規模タンナー(皮をなめす人)で構成されていますが
グローバリゼーションの時代、パワーアップし続けているようですね。
18.2:210:117:0:0:key03-thumb:none:0:0:イタリア職人の革小物:
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