気づけば、かなり久しぶりの投稿になってしまいました。
先日、イタリア文化会館ビルで開催されたイベント「トスカーナ産植物タンニンなめし革イベント 2023」に参加してきました。
2006年からドーノでは、イタリア・トスカーナ産植物タンニンなめし革を使用した革小物を取り扱っており、今でも大人気です。
当時は今回のようなイタリア政府主催のプロモーションイベントは皆無でした。イタリアで知った希少な素材であり、20年近く経った今は、さらに希少性が高まったと、今回、感じました。
2050年カーボンニュートラル
さて、本題に入り、コロナ明け初となる今回のセミナーのメインテーマは2050年カーボンニュートラル実現に向けての植物タンニンなめし革組合の取り組みでした。
イタリア・フィレンツェにおける皮革製造業者のギルド(同業者組合)の歴史は長く、1282年まで遡ります。トスカーナのタンナー(革なめし職人)が厳格にその製法を守ってきました。
イタリアの有識者が登壇し、客観的なエビデンスに基づき、植物タンニンなめし革は温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする目標をすでに達成していると、詳細な情報を公開。
実は800年も前に2050年に必要とされる革製品が開発されていたとは面白いですね。
セミナーはほぼ満席で、今後、日本でも植物タンニンなめし革を使用した商品を目にする日があるかもしれませんね。
DONOで買える植物タンニンなめし革製品
イタリアのアルテ・エ・クオイオ社は植物タンニンなめし革を専門に扱う革小物メーカーです。革職人切って、縫って、大量生産できませんが、一生モノとなる堅牢なつくりです。
エイジング(経年変化)が楽しめ、使うごとに深み、艶が増す生きた革小物です。丈夫で長持ちするので一生ものとして、末永くご愛用いただけます。
石油を使用せず、植物のタンニンエキスで鞣された革の芳香は素晴らしいものがあり、大量生産されているクローム鞣しにはない魅力があります。
ニセモノにご注意ください!
植物タンニンなめし革は手作りのため、流通量が少なく高価な素材です。手のひらマークの品質保証書タグが目印です。