http://www.amazon.co.jp/%E7%81%AB%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A1-%E4%B8%8A-%E4%B9%83%E5%8D%97-%E3%82%A2%E3%82%B5/dp/4062125765/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1269419792&sr=8-1
乃波アサさんの小説「火のみち」という小説を読みました。
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本に古代中国の「奴窯」という焼き物が出てきました。
主人公が幼いころ見たという、中国大陸の広い広い青い空の
色に似ている焼き物という表現がありました。
その色を見てみたいなぁと思っていたところ、大阪市立東洋
陶磁美術館で「北宋汝窯青磁 – 考古発掘成果展」の特別展示
があるとのこと。国外初の展覧会でしかも大阪のみ。
伝世品は全世界で70点しかなく、長年特定できなかった窯跡
の発見は世紀の大発見だそうです。
小説の中の主人公は、「天青色(てんせいしょく)」と呼ばれる
美しい青と肌質を表現、復刻するために人生をかける話。
吸い込まれるような美しい青と、底部は満釉支焼で目跡の白い
部分がないというのが特徴。また薄い。
私は焼き物のことは分かりませんが、触れると吸いついてきそうな
ぬめりのある光沢感でなめてみたくなるような感じでした。