今年も正倉院展に行ってきました!
たった2週間の会期期間であり、相変わらずの盛況ぶりで、今年も多岐に
わたる展示物でした。
今回も美しい状態で保存されている布類のデザインの斬新さに驚き[ほうっ/]
今でも通用する文様です。装飾類もそのままアクセサリーのデザインに
なりそうです。
目玉である、紫檀の琵琶はほぼ完ぺきな状態で文様が残っていてとくに
裏面の豪華な文様には驚きます。昭和27年に録音したという実際の
琵琶の演奏が流れていました。現代の録音技術ならもっとクリアな
音色が聴けたのでしょうね。でも千年以上前に楽器が演奏できると
いうのは素晴らしい[にこっ/]
琵琶が入っていた袋も鮮やかな空色の地にした文様もくっきり見る
ことができます。
皇后さまがお育てになっているという「小石丸」のお蚕さんは、ふつうの
ものよりだいぶ小さくて、形もピーナッツ(殻付き)に似て個性的です。
取れる絹糸も通常の半分だそうで、細いそうです。
絶滅寸前だった古代繭を保存、継承されているそうです。
小学生のころ、クラスで蚕を育てていましたが、楕円形の繭で小石丸とは
全然違っていたと記憶します。
出来上がった絹の反物はとても繊細な優しい輝きを放っていました。
第61回 正倉院展奈良国立博物館
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